頭ん中ダイアリー

私の頭ん中には黒歴史がいっぱい。人見知りゆえに起こった過去の悪夢の数々を綴るブログ。

友達がたくさんいる人を羨ましいとは思わないけど…

人付き合いが苦手です。

 

 

 

私は5歳くらいから小学校卒業までの7年間、内弁慶で家以外で声を発しない子でした。何故そうなったのかというと、声の低さを大人の人に言われたからです。

 「おまえ、子供のくせに声が低いな」

 その人の一言が、私から声を奪ってしまったのです。

 

それがどこの誰だったかは覚えてないのに、このセリフだけは未だにはっきりと覚えています。おかげで友達という存在は一人もいません。

 卒業を迎えるまでは辛い日々の連続でした。特に休み時間が地獄。みんなの教室で固まって話したり遊んでいる姿にいたたまれなくなった私は、廊下をただ歩き回って時間を潰しているのが精一杯。

 

「おまえ、子供のくせに声が低いな」と言われた時、私の頭ん中で何のスイッチが入ったのか?誰かに話しかけられたかった…みんなに自分から話しかければ良かったものを…あの日々を思い出すと今でも辛くなります。

 まるでトレンディエンジェルの斉藤さんの高校時代のようです。(笑)

 

4歳年下の弟が入学すると、私が家では普通に喋ることがバレてしまいました。弟は家で私にイジメられてることを根に持って学校でバラしたのです。

 自業自得。弟の精一杯の復讐だったのでしょう。

 しかし中学に入ると奇跡が起こります。私は大勢の前では無理ですが、数人の中でなら話せるようになりました。それは悦子ちゃんが友達になってくれたからです。 

 悦子ちゃんは違う小学生から来たクラスメイトです。あの時、悦子ちゃんがいなかったら私はどうなってたのか?あのままずっと人前で話すことができないまま大人になっていたのか?もしもそうなら、今のこの生活もなかったはず。悦子ちゃんには感謝の気持ちを伝えたい…けど、実は悦子ちゃんとは喧嘩別れをしています。

 

社会人になったある日。悦子ちゃんは飲みに行こうと誘ってきました。待ち合わせ場所に行くと、悦子ちゃんの隣に着物を着た見知らぬ初老の男性がいます。

 悦子ちゃんはやけに初老の男と親しく密着していました。三人で一ご飯を食べている間、悦子ちゃんは初老の男性に甘えています。

悦子ちゃんの女の顔を初めてみた私。と、同時になぜ私を誘ったのかという疑問が…とりあえず、今日はご飯を食べたら帰ることにしようと決めて我慢していると、今度は若い男性がやってきて私たちに合流。

そこで悦子ちゃんの考えが理解できました。(この若い男に私を紹介する気なんだ…)どうみても普通じゃない風貌の初老の男と若い男の関係は、私の頭ん中で「ヤ◯ザ」の親分と舎弟として結びつきました。そうです悦子ちゃんは親分の女だったのです。

 

なぜ悦子ちゃんが「ヤ◯ザ」と?私の頭ん中は真っ白。(これは逃げなきゃ!)と思った途端、悦子ちゃんは私の腕を掴み

「もう一軒いいよね?」

 「あ、ごめん。明日早いからこれで帰るよ」

 そう言って立ち上がっても悦子ちゃんの手は私の腕を掴んだまま離しません。もう逃げられない!と感じていたら意外にも初老の男は

「じゃあ、気をつけて帰りなさい」

とタクシー代を渡してくれました。お金は受け取らず逃げるように帰った私。帰りのタクシーの中で思わず涙が…

 

数日後、悦子ちゃんは何食わぬ顔でうちに来ました。

「今夜付き合って。一人で行くの嫌なんだ」

「どこへ?何しに?」

 訝しげにそう言うと、悦子ちゃんは

 「頼むからお願い!」

 なぜが必死でそう言います。その必死さが怖くて私は、前回のことを蒸し返してしまいました。

 「悦子ちゃん、あの人たち誰?怖い人なんじゃない?」

 「大丈夫だよ。なんで?」

 

「悦子ちゃん、私に何をしたいの?今日は誰と会うの?」

私の質問にどれ一つはっきり答えずにいる悦子ちゃん。嫌な予感しかしません。最後は

「そんな訳のわからない人と私は会わないから一人で行って」

私の言葉に悦子ちゃんは帰って行きました。悦子ちゃんがその夜一人で行ったのか他の誰かを誘ったのかはわかりません。その後、悦子ちゃんとは今日まで会っていないので。

 

悦子ちゃんがどんな人と付き合おうが私は何も言いません。なぜ私を無理矢理同じ世界に引き込もうとしたのか?

それは友情?ただ、愛する男に頼まれて生贄のように私を差し出そうとしたのなら裏切り行為。

きっと悦子ちゃんは私のことを本当は友達だとは思っていなかったのでしょうね。悦子ちゃんとの付き合いで人と付き合うことの難しさを痛感。というか、人間不信に…また私は人を避けるように端っこを歩くようになりました。

世の中で一番怖いもの…それは人間だと今でも思っている私です。

 

今の私も友達と言える人がいません。心底人付き合いが苦手なんだと思います。幼少期の話と悦子ちゃんの話はずっと口に出さずにいました。友達がいなかったなんて人として恥ずかしいと思ってたから。

 

だけど、友達がたくさんいる人が良い人とは限らないし、友達がいない人が悪い人とも限らない…

 

友達ってなんだろう…

 

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